天下茶屋日記12
印刷会社の仕事は給料は良かったのだが、拘束時間が長く彼女との時間
物書きの時間がなく彼女に辞めると告げると、
うれしそうに「そう」と答えた。彼女も仕事しながらご飯やお弁当をつくるのが
大変みたいだった。
僕自身も朝6時に起きて帰ってきたら10時超えている生活に参っていた。
結局3ヶ月ぐらいでやめて、彼女との時間と、本を読んだり、映画を見たりという
生活をすこしの間しようと決めた。
その頃には東京の生活にもなれ、自転車で下北や、渋谷まで行けるぐらいに地理
も把握でき東京は生活しやすい場所だなと感じた。
また自然も都会に多く、等々力渓谷にいったり、九品仏の仏像見に行ったり
町ぶらするのが新鮮だった。
彼女Tは最初東京に、いいイメージはないみたいだったがその頃には
世田谷が好きになっていたようだった。